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ソーシャルメディアを利用した企業・大学広報戦略

ソーシャルメディアを利用した企業・大学広報戦略

To Dan Klamm.
6 Best Practices for Universities Embracing Social Media” was a very interesting article.
I wrote a sentence in Japanese with reference to your writing.
Thank you!

 企業・大学広報戦略としてfacebookやGoogle+といったソーシャルメディアを利用した広報戦略が急激に広がっています。どう利用したら良いのか、悩み躊躇している方が多いようです。当社は企業学校様は積極的にソーシャルメディアを活用して行かれるべきと考えております。
 消費者、学生の行動はこれまでのマスマーケティング手法では把握出来なくなってきています。それは情報があまりにも多く、接触できる情報が限られていることで、信頼できる人(情報発信者)からの情報を重視するからでしょう。
 大学でのソーシャルメディアを利用した情報発信は有効でしょう。学生の、卒業生のほとんどがアカウントを持っています。保護者と社員職員も重要な情報ネットワークのメンバーになる可能性を持っています。
 多くの企業、学校でfacebookページの作成が始まっていますが、ほとんどの場合キャンペーンページの作成に留まり、動的で内容の充実した商材の力を伝える情報発信となっていません。

■どのように発信してゆくのか
 まず、どんな情報を、どのような頻度で発信してゆくべきか整理するべきです。また、目標値を設定すること(例えば、fbページからの申込が50%を越えるなど)で効果測定を行うべきです。
「ソーシャルメディア・ガイドライン」を作成することが必要です。同時に、社員・広報スタッフがソーシャルメディアの中でトラブルに巻き込まれないために「ソーシャル・メディア・リテラシー教育」を行う必要があります。
 上記に加え、その組織がどのようなチャンネルを持って情報を発信しているのかを整理した「ソーシャルメディアリスト」の作成、公表も有効です。

 情報はユニークなグループと社員、卒業生、関連企業などの個人発信ソーシャルメディアと積極的につながって行くことで、情報拡散が進みます。アクティブなユーザーと発言の数が閾値を越えると、「全く知らない人があなたの投稿した情報をみる」と言った情報爆発がおきまじめます。
 濃いユニークな情報が交換される「狭い」グループ、サークルを作成し、少しずつそのネットワークが拡大し、情報連鎖が始まるところまで広げることが良いでしょう。狭いサークル情報のためには、大学・企業全体で一つのアカウントでは焦点がぼやけてしまいます。各部署、学部ごとにアカウントを持ち、独自情報を発信し、なおかつ、他部署の投稿をシェアしながら、ネットワークを拡大すべきです。なぜならそれぞれのアカウントをフォロー、購読している読者は別のカテゴリーに属する、異なるユーザーだからです。

■誰をターゲットにするか?
 あなたの会社の顧客がどこに集まっているか、あなたの会社の特徴のどこに興味を持っているか想定してください。彼らがいる場所に興味がある情報を置くべきです。卒業生は「自分の先生がどうされているか」「どの同級生が出世したか」「誰と結婚したか」に興味があります。中高受験時の保護者も無視できません。

■具体的なグループ、サークルの例
・お問い合せ、クレーム対応、新規導入の流れなどの経緯
・商店街のお祭り、安全パトロールなど地域イベント
・ロケーション情報と連動したコンテンツ
・同窓会、先生を中心にしたコミュニティなど卒業生向け情報
・公開講座
・オープンデスク、インターンシップ情報など
・独自商品のファンサイト
・ニッチなプロモーションキャンペーン
・個人を承認する参加型プログラム
・異なった価値観を持つ人とコミュニケーションできる場

■各種媒体との連動
また、様々なプラットフォームのコンテンツを統合して表示する事も有効です。
○Youtubeのビデオ
○twitterのつぶやき
○PC向けwebサイトのCMS(更新システム)
○緊急連絡先情報の最新記事の読み込み、表示

パンフレット、学校案内などの紙面では「より新鮮な情報はfacebook、twitterで発信中」「詳細な授業、オープンキャンパスの模様はfacebook、youtubeで発信中」SEMと連動し「○○ ○○」で検索!などで連携することが出来ます。

■ソーシャルメディアを利用する際のマナー
○自分と友達の情報を守る
 基本は「公開している情報を理解する」。自分が勤務先、年齢を公開しているのかを知る。
次に、「アプリ」に許可している情報を知る。
魅力的なゲームやアンケートツールなど便利な「facebookアプリ」を使っていると思います。
アプリはあなたの許諾を得れば、あなたの名前を語って、あなたの友達にメッセージを送ることも出来ます。
事例:
自分の公開している情報を把握し、制限を掛ける必要があります。

○あなたの行動が利用されている
 facebookやGoogle+にログインしている際に、これまであなたが「いいね!」や「+1」とした行動が、サーバーに伝えられ、あなたの画面に何を表示するか(あなたの友達の画面に表示されるか)、検索結果を制御されています。
 「いいね!」や「+1」とした行動は公開情報です。心してクリックしてください。

■誰がつぶやくのか?
 「ページ名でfacebookを利用」として個人表示を最小限にした上で、各部署ごとに広報担当者を決め、発信するべきです。但し、全職員・社員が一貫したポリシーの元に発信を行う必要があります。そのためには緊急時対応フロー、著作権保護、コンプライアンス、自社係争案件に対する知識などを定義したガイドラインが必要です。
 重要なのは、社員・職員が萎縮せずに発信していける環境作り、組織の公式見解ではない発言があることを前提とすることです。議論が起きたらその上で公式見解を述べれば良いだけです。職員の意識統制は不可能です。それよりも自社製品に関する活発な情報提供がされることが、正しい情報伝達に繋がります。一貫したポリシーを社員職員に理解して貰うことが重要です。そのためにはソーシャルメディアに留まらず、IT、広告、メディア、行動心理学をベースにした全社員職員に対する教育が必要です。

 これらは、自社自校の媒体を守ると同時に広く情報を伝達し、理解を深めて貰うことに有効です。
この文章はDan Klammの6 Best Practices for Universities Embracing Social Mediaに啓発されて書いています。翻訳ではありません。オリジナルはもっと直接的で迫力があります。
mashable.com/2011/10/10/universities-social-media/

Dan Klammの文章に加えて、当社の考え方を書かさせていただきました。ご質問がある方は是非お問い合せください。

前澤太郎
株式会社リピート 代表取締役
千代田区神田佐久間河岸78-6 第2寿ビル5階
TEL:03-5825-5301