オープン・エデュケーション 「開かれた学びの場」
みんながもう知っていることだったら、すいません。
私は知らなかったので興奮しています。
こういうwebサイトを作ろうと思ったら、既にあったorz…世界はすごい
「大学教育改革地域フォーラム2012 in 明治大学~なぜ日本の学生の学修時間は短いのか~」において京都大学の飯吉透先生が話されていた「なぜ、日本の学生の学修時間は短いのか〜『教えと学びの文化』の観点から〜」が興味深かったです。10分しかなかったとは思えない内容でした。
“教育には「技術的・物質的所産」と「精神的所産」の2面がある。
飯吉先生が教壇に立たれていたMITでは「大学は知識を学生に浴びせかけるのだ」と。“Getting an education at MIT is like trying to take a drink from a firehouse.”
MITでは学生は大変なストレス下に置かれる。
このストレスを解消するためにMITではhacks(いたずら)をする。
教員も学生を集めるために、努力を続けている。
日本ではマイケルサンデルばかり有名になっているが、彼が特別なわけではない。
「サーカスのように夢中になれる大講義」MIT基礎物理学のWalter H. G. Lewin教授などを紹介。
大学においてグローバル人材をどう育てるか?
その結果として学修時間が増えることが望ましい。
「学びを通じて興奮を感じるか?」
「興奮を感じるように誘導するのが大学、教員の役割」
ネット上に溢れる数万点の講義ビデオ・教材”Open education”がある。
紹介された「開かれた学びの場」を下記に列挙します。ナンバーワンは
Open Learning Initiative
oli.cmu.edu/
カーネギーメロン大学が開設している「オープン・ラーニング・イニシアチブ」。
世界中の誰でも学ぶことができ、アカウントを作成する事も出来、
無料で受講できる講義もある!すごいっ
まずはMedia Computationを受講してみます。
受講履歴、テスト結果も保存される
—
続いては
判らないことがあったら、ここで世界中のヒトに教えて貰うことも出来る。
チームを組んでコミュニケーション、コラボも可。
「オープン・スタディ」
Open Study
openstudy.com/
すごい!
ま、学生向けの知恵袋ってとこですかね、ソーシャルアカウントと連動しているから実名で誰がいるか、誰が回答したのか判るのは面白い。顔写真も出てるし。
このページも面白い。Open Studyで質問に答えたり、他人を助けるとSmratScoreが個人に与えられる。
SmartScoreと言うポイントでチームワーク、情熱、問題解決、コミュニケーションを評価するとのこと。GPA、大学の成績証明書より有効だと。SPIよりか面白そうだから日本でもこれはじめてみるか?
“To Boldly Go Where No Grades Have Gone Before”
挑戦すれば成績は一挙に進歩する
blog.openstudy.com/2012/04/09/to-boldly-go-where-no-grades-have-gone-before/
3番目には
Khan Academy
「カーン・アカデミー」
サルマン・カーンさんのオンライン大学
15分の講義が3,200本公開されています。
視覚的に工夫されたビデオを家で見てきて、学校で教師とともに「宿題」をやる。
従来の授業形式では落ちこぼれていた子どもたちが、優等生の層よりやや遅れつつも、途中からぐっと理解度をあげて、成績が上がってくる。
ICTの導入により、個人に応じた授業展開が可能になり、教員はむしろ一人一人が個別に課題に取り組むのに寄り添うようになる。ICT教育がもたらす可能性示している。
サルマンカーンさんの「ビデオによる教育の再発見」はTEDでも紹介されています。
これも必見
—
■flipped Classroom
反転教室! フリップド・クラスルーム
コロラド州のウッドランドパークン二人の先生がはじめたオンライン学習
現在では5,000人の教師が登録しているとのこと
まだ、アカウントが承認されていないのでこれはまた後日
www.flippedclassroom.com/
コロラド大学による紹介ページ
www.flippedclassroom.com/
概要解説は
www.thedailyriff.com/articles/the-flipped-class-conversation-689.php
—
Flipped Class Network
vodcasting.ning.com/
Western Governors University
www.wgu.edu/home2
米国19周の協力によって創設されたオンライン公立大学
—
DIY U
学ぶことは「自分でデザインして組み立てればよい」
diyubook.com/
—
Peer-to-Peer U&U of the People
Massive open online course
ムークですね
mooc.ca/
ビデオの日本語解説ページもありました
76871734.at.webry.info/201206/article_18.html
****************
飯吉先生は紹介されませんでしたが、MITにも有名なオープンコースウエアがあります。
MIT OpenCourseWare | Facebook
www.facebook.com/MITOCW
《2012/7/19追記》
Coursera
www.coursera.org/
スタンフォード大学から生まれた無料のオンライン授業
10分程度の授業にかんたんなクイズなど
宿題も有り、Study boardのように質問すると他の受講生が返答する。
学校のライブ感が少しは感じられる良い仕組み
日本オープンコースウェア・コンソーシアム(JOCW)
www.jocw.jp/index_j.htm
全然メインテナンスされていない。残念
名古屋大学 オープンコースウエア
ocw.nagoya-u.jp/
上智大学 オープンコースウエア
www.erp.sophia.ac.jp/Projects/ocw/
京都大学 オープンコースウエア
ocw.kyoto-u.ac.jp/
ituneU日本国内大学はたったこれだけ
東京有明医療大学
中央大学
北海道大学
関西大学
慶応大学
京都大学
九州大学
明治大学
洗足学園
東京大学
早稲田大学
www.apple.com/jp/education/itunes-u/
共に学び、共に教える国内事例
愛知サマーセミナー
www.samasemi.net/about/index.html
皆様、ご存じの開かれた教育環境があれば是非教えてください。ウォールに書き込んでくださいね
www.facebook.com/taro.maezawa