「被災者と支援者のための心のケア」は、東日本大震災の被災者と支援者の「心のケア」に役立てるために書かれた書籍です。
“The psychological care for East Japan Earthquake victims and supporters” books that are victims and supporters of “psychological care” to help.
臨床心理士や精神科医、牧会カウンセラー、スピリチュアルケアの専門家が執筆しています。
Clinical psychologists and psychiatrists, pastoral counselors, spiritual care professionals writing.
聖学院大学総合研究所カウンセリング研究センター (編集)
価格:1部630円(税込)
心のケアを必要とする人たちに読んでもらいたいです。
I want you to read this book, and those who need mental help.
web上から申し込むことが出来ます。
you can order on the web.
ここで申し込むと、本の売り上げの一部(100円)が、日本赤十字を通じて東日本大震災復興に役立てられるそうです。
Some of the sales of books(100yen) through the Red Cross could help the reconstruction of East Japan Earthquake.
目次
はじめに
第1章 被災と心身のケア
第2章 子どもの心のケア
第3章 被災と自殺
第4章 悲嘆反応への対応
第5章 破滅の中にある生きる希望――ヨブ記に聞く
第6章 被災と孤独
第7章 被災と牧師の役割
第8章 被災地支援者のメンタルヘルス
第9章 被災地から離れて住む人のメンタルヘルス
書籍紹介を「クリスチャン新聞電子版」からの引用します
【11月8日午後1時】東日本大震災から8か月が過ぎ、被災者支援は物資の支援から心の支援へと重心が移りつつある。そんな中、「被災者と支援者の心のケアに役立つものを」と臨床心理士や精神科医、牧会カウンセラー、スピリチュアルケアの専門家が執筆し、まとめられた冊子が制作された。聖学院大学総合研究所カウンセリング研究センター編『被災者と支援者のための心のケア』(聖学院大学出版会発行)だ。
「震災後、聖学院大学総合研究所カウンセリング研究センターのクリスチャンの先生方が、心のケアについてそれぞれの専門分野で発言できることを発言しようということで今年6月、本の出版を決定しました」。企画提案者で執筆者の一人でもある藤掛明氏(臨床心理士)は言う。
執筆者は同大学や大学院で教える村上純子(臨床心理士)、平山正実(精神科医)、窪寺俊之(元淀川キリスト教病院チャプレン)、堀肇(伝道福音・鶴瀬恵みキリスト教会牧師、)、藤掛の各氏。藤掛氏、村上氏はカウンセラー、堀氏は牧会パストラルカウンセラーでもある。
村上氏は阪神淡路大震災での被災者支援の臨床体験から、平山氏は自殺予防とグリーフケアの視点から、窪寺氏はスピリチュアルケアの視点から、堀氏は牧師、カウンセラーの視点から、藤掛氏は被災地支援者や被災地から離れて住む人へのメンタルヘルスの視点から執筆。「村上、藤掛が全体の地図を指し示し、平山、窪寺、堀がテーマを深めるといった構成。被災者、支援者、被災地から離れた所に住む人々のメンタルヘルスも取り上げ、具体的、実際的で幅広く、深みもある」と藤掛氏。バランスがよく、クリスチャンでない人にも読んで理解できる内容だ。
また被災者と接する時に注意すべき言葉を取り上げたコラムや、心のケアや悲嘆からの立ち直り、グリーフケアの助けとなる絵本や書籍紹介、「電話(無料)による心の相談窓口」を紹介するなど、心のケアに役立つ情報も掲載。負担なく読めるようにと約100頁に抑え、値段も630円税込と手頃。「自分用だけでなく、被災地の友人にプレゼントしたい」と複数冊購入する人もいる。「被災者を細く長く支援していくためにもこの本が読まれ、2、3年後に新たな企画が生まれることを願っている」という。
問い合わせTel 048・725・9801、Eメール press@seigakuin-univ.ac.jp