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なぜ、今ソーシャルメディアか?なぜ、抵抗感を感じるのか?

なぜ、今ソーシャルメディアなのか、なぜ、抵抗感を感じるのか?

Facebookが代表するソーシャルメディアは現在の日本の現状を、如実に表してしまったからではないか?
これまで、ソーシャルメディアの勃興を見、対応方法を検討する中で、曖昧にしてきた自分の所属する組織の矛盾、社会構造の変化が白日のものとして晒されてしまう。

例えばこういうこと最近多いですよね。。。。

  組織ではなく個人が評価される。
  組織同士の関係ではなく、個人同士の関係。
  社内で社長と主任が繋がってしまう。
  代理店を抜いて、請負と発注者が繋がってしまう。
  組織への評価でなく、個人への評価に。
  年下の上司がいる。
  仕事が役職(席)ではなく、個人に与えられるようになった。
  役職が上がっても、報酬は個人の能力評価。
  給料は毎年上がらない(転職すっか!?)


  これまでは、タバコを吸う時間、休憩時間も個人の自由に管理する時間として許されてきた。
これは、その業務を個人の職能として評価するのではなく、ポジション(役職・席)に対して与え、評価する仕組みだったからではないですか?

 ところが、スマートフォンで、ソーシャルメディアの時代が来た。
facebookで書き込んでいる投稿はほとんどが業務の連絡ではない!だから取り締まるべきだ。
だが、企業は違法・守秘義務違反でなければ、個人の行動を制限することは憲法上出来ない。
しょうがないので業務時間内は禁止なんて会社も出てくる(無理でしょうね)。

「実は、仕事がそのポジション自体が行うもの=その役職が座っていればできたものから、
能力を評価された個人にその業務が与えられる仕事に変わった」

 これは、本当は前から気がついていた事だが、ソーシャルメディアがキッカケに露呈したのではないだろうか?

  「自分の能力を評価して欲しくて転職する考え方」に付いていきたくない気持ちと同じ。
この社会の変化を認めたくない人は少なからずいる。
ソーシャルメディアに抵抗を示す心の根底にはこれがあるのではないだろうか?

  Facebookは実名性をとることで、無意識に隠してきた「日本の社会構造への白日夢」自体を露呈した。
  既にこの個人への流れが始まっていた日本では、社会が変わってきていることにいち早く気がついた者から利用を開始し、社会構造の変化を理解したくない人たちは抵抗した。外国に友達が居たからではない、気がついていたから動いた。

 だからこそ、世界での圧倒的な普及率に比べ、日本の普及率は低迷を続ける。
だが、この社会構造変革の流れが変わるとは思えない。ソーシャルメディアは日本でも急拡大するだろう。
Facebookが多数化、大衆化(マジョリティ)化するのに時間はかからないだろう。
キャズム(急拡大への溝)はスマホではなく、社会をどう認識するかだった。
認識を社会の変化に合わせなければなりません。難しいですが

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小笠原 泰さん 明治大学 国際日本学部教授
佐藤尚之 (株)ツナグ 代表取締役
この方々の発言を見、ソーシャルメディアの炎上と「キャリア教育とは何か?」を考えていて感じました。
いつもながらの駄文お許しください